しわたるみ治療の種類
顔のしわやたるみは、見た目年齢に大きく影響を与えるものです。
現代では、人の平均寿命はどんどん長くなっています。
若く美しい時間を長くしようと化粧品やメイクでケアをしていても、できてしまったしわ、たるみについては諦めてしまってはいませんか?
ここでは、しわとたるみ治療の種類についてご紹介します。
しわやたるみの原因や種類については、コラムページで随時解説していますので、詳しく知りたい方はそちらも是非ご覧になってください。
しわたるみ治療は大きく分けて2つ
しわとたるみの治療には、大きく分けて2種類の方法があります。
「メスを使う形成系の施術」と「機械などを使う照射系の施術」の2種類です。
しわやたるみの状況によって適している施術は異なります。
もちろん、花蔵メディカルクリニックではどちらの治療法も選択可能です。
形成系の治療法
フェイスリフト
皮膚を切開、除去することによって顔のしわやたるみを取り除く治療法です。
メスを使いますのでしばらくは腫れや内出血などがありますが、最も確実にしわやたるみを改善できる治療方法だといえます。
フェイスリフトの中でも治療方法は細かく分かれています。
リフトアップする部分については、こめかみ部分をリフトアップする「こめかみリフト」という方法や、顔全体の1/3ほどをリフトアップする「前額リフト」という方法などがあります。
リフトアップする方法では、皮膚や筋肉へのアプローチによって「皮膚リフト」や「SMAS法」「リガメント法」などに分かれています。
各治療方法の詳しい説明については、コラムページで紹介していきます。
■フェイスリフトのメリットとデメリットは?
フェイスリフトのメリットは、最も確実にしわたるみが治療できる点です。即効性があり、深いしわや広い範囲のたるみにも治療ができます。また、持続期間も長く、体内に異物などが残らないという安心感もあります。
フェイスリフトのデメリットは、医師の技術によって仕上がりに大きく差がでるところではないでしょうか。医師の技術力によってダウンタイムの期間や傷の目立たなさなどが変わりますし、過剰なリフトアップは表情の不自然さに繋がる恐れがあります。金額の高い安いよりも、信頼できる医師にご相談されることをおすすめします。
フェザーリフト
切開はしたくないが高い効果を得たいという方にはフェザーリフトがおすすめです。
フェザーリフトとは、美容医療用の糸を皮膚の中に通し、しわたるみ部分の改善をする治療法のことです。フェイスリフトは皮膚を切開しますが、フェザーリフトは皮膚を切ることはありません。
美容医療用の糸にはいくつか種類がありますが、共通するのは
・糸で引き上げることによるリフトアップ
・糸の挿入によって肌が損傷があったと感知し、肌を回復させる為に細胞が活性化する
というメカニズムです。
細胞の活性化により、肌本来が持つコラーゲンやヒアルロン酸がたくさん作られる為、肌に張りがでてきます。
■フェザーリフトのメリットとデメリットは?
フェザーリフトのメリットは、切開をせずにしわたるみを改善できる点です。施術時間、ダウンタイムも短いので、お休みの取れない場合でも安心して治療を受けることができます。「フェイスリフトはちょっと怖い・・・」という方はフェザーリフトをご検討してみてはいかがでしょうか。
フェザーリフトのデメリットは、フェイスリフトと同じく、医師の技術力によって仕上がりに大きく差がでることです。また、フェイスリフトに比べるとしわたるみ改善の効果や持続期間が短くなっています。(持続期間は選択する糸の種類などによって変わります。)
深いしわやたるみの場合、フェザーリフトでは充分に改善ができない場合があります。
注射・注入系
しわやたるみが気になる箇所にヒアルロン酸やボトックスを注入する治療法です。
他の施術に比べ持続期間は短いですが、形成系の治療法の中で最も気軽にできる改善方法でしょう。
注入するものはヒアルロン酸やボトックスが主流です。
ヒアルロン酸は、もともと人体で作られている成分で、肌に張りや潤いを与えてくれます。
汎用性が高く、しわたるみが気になる部分に直接注入することで改善が可能です。
ボトックスは、筋肉の働きを抑制する成分です。
眉間のしわや目尻のしわはは、顔を動かす筋肉によってできているしわのことが多いものです。
ボトックスで筋肉の働きを抑制することで、このようなしわの改善が可能です。
■注射・注入系のメリットとデメリットは?
メリットはやはり安心感ではないでしょうか。患者様の負担が少なく、ダウンタイムも短いのでバレにくい治療法だといえます。
注射1本で施術ができますので、傷跡が残るという心配もありません。
デメリットは、持続期間が短いことです。他の施術に比べて安価ではありますが、定期的な施術が必要になります。また、大きなしわやたるみは改善できない場合があります。
RYAN LIFT
しわたるみ治療に深い知見を持つ当院の梁院長が開発した新しい治療方法です。
当院でしか受けることができない治療方法になります。
「切らない」「腫れない」「即効性がある」といった特徴がありとてもおすすめです。
施術は、後頭部側からお顔の余剰な皮膚を引っ張るような形で糸で留めしわやたるみを改善します。
糸で留める部分は、髪で隠れる為目立つことはありません。
施術時間は15~30分ほどと短く、お顔が腫れることも無いので時間の無い方やダウンタイムの取れない方にもおすすめの治療方法です。
■RYAN LIFTのメリットとデメリットは?
メリットは、即効性があり手術直後から効果を実感して頂ける点です。
切開をしない為、お顔が腫れる心配がありません。
また、確実にしわたるみを改善できる・持続期間が長い・体内に異物が残らないといった複数のメリットがあります。
コラムページでは手術直後の症例写真も掲載していますので、是非効果をご覧になってみてください。
デメリットとしては、経過観察の為に定期検診にお越し頂く必要があります。
また、慣れないうちは多少皮膚が引っ張られたような感覚がある場合があります。
RYAN LIFT
RAYN LIFTとは、しわやたるみ改善に深い知見を持つ花蔵メディカルクリニックの梁院長が開発したオリジナルの治療方法になります。
その為、花蔵メディカルクリニックでしか受けることができない特別な治療法になります。
RYAN LIFTは、わかりやすく説明すると後頭部側から余剰な皮膚を引っ張るような形で糸で留め、しわやたるみを改善する治療方法です。
切開をすることがないので、腫れることは全くありません。
かつリフトアップの強みを活かし、確実にしわやたるみを改善することができます。
腫れずに、確実にしわやたるみを治療したい方におすすめです。
施術時間は15分程度とかなり短く済みます。
腫れが無い為、施術直後から効果が表れます。
また、ヒアルロン酸注射などの注射注入系のたるみ改善法とは異なり、持続期間が長いといったメリットがあります。
即効性と持続性においても、非常に優れている施術です。
上記の特徴により、RYAN LIFTは即効性と確実さを兼ね備えた治療方法となっております。
しわやたるみに悩む方にはとてもおすすめです。
クリニックでのカウンセリングまたはInstagramでは、RYAN LIFTの症例写真をご紹介しています。ご興味のある方はご案内させて頂きますので、お気軽にお問合せください。
施術データ
【施術名】RYAN LIFT
【ダウンタイム】無し
【施術時間】15分程度
【料金】1糸・1点 39,000円
追加1糸・1点 29,000円
【メリット】確実にしわたるみが改善できる・腫れない・即効性がある・持続期間が長い
【デメリット】定期検診が必要・慣れるまで多少皮膚が引っ張られる感覚がある場合がある
照射系の治療法
アクシダーム
アクシダームは、ヒアルロン酸やビタミンCなどの有効成分を肌の奥深くに浸透させてくれる医療機器です。肌に浸透させるといっても、注射などとは違って微弱な電気を流して肌に浸透させます。
肌には雑菌などを防ぐバリアのような機能があり、普段化粧水などをつけてもこのバリア機能が邪魔をしてしまう為にわずかな成分しか肌に浸透してくれません。
微弱な電気を流すことで、このバリア機能に一時的に穴をあけ、有効成分を大量に肌に浸透させることができるのです。
アクシダームもメスを使いませんので、傷などの心配がありません。
また、微弱な電気というと「痛いのでは?」と思われ方もいらっしゃるかもしれませんが、施術中は暖かくて眠ってしまう方もいらっしゃいます。
アクシダームの詳しい説明もコラムで随時ご紹介しています。
興味のある方は是非ご覧になってみてください。
アクシダームのメリットとデメリット
メリット |
切ったり糸を入れることなく、シワたるみが改善できる。 |
---|---|
デメリット |
自由診療のため費用が高額になる。 |
アクシダームの料金
施術名 | 料金 | |
---|---|---|
アクシダーム/メソアクティス | しわ・たるみ・ニキビ・美白・肌再生 | 1回:21,000円 |
5回:99,750円 | ||
10回:189,000円 |
※RYAN式の場合は別料金がかかります。
※料金には、通常手術を行うのに必要な麻酔代、お薬代、抜糸などのアフターケア代は全て含まれています。
※上記の施術は全て自由診療となっております。
治療法別の詳しい料金についてはこちらをご覧ください。
施術前に必ず事前のお見積りをしておりますので、カウンセリングをご利用ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
RYAN LIFTは当院でしか受けることができない治療方法です。
腫れがなく、すぐにシワやたるみが改善できるので、時間の無い方やダウンタイムの取れない方には特におすすめです。
ご興味のある方は是非一度カウンセリングにお越しください。
よくある質問
- たるみ治療を考えています。半年後に結婚することが決まりまったので、その日に向けて何とかたるみを改善させ小顔にしたいです。
ですから長く通わなければいけない治療は難しいのかなぁと思っています。どのような治療があるのでしょうか。
- たるみ治療には一度で治療できるものと、複数回治療が必要なものがあります。また、腫れや内出血、赤みなどのダウンタイムが生じる治療もあります。
予定に合わせて治療を選ぶことも出来ますし、どの部分のたるみが気になっているのかによってお勧めの治療も変わります。
頬などボリュームの減少でたるみが生じている場合にはヒアルロン酸注射や、二重あごにはBNLS(腫れない脂肪溶解注射)などがあります。診察時に最適な治療法をご提案いたしますので、まずは無料カウンセリングにお越しください。
- ボトックスとはなんですか?
- ボトックスとはボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素を精製した医薬品で、以前から顔面神経痙攣や筋緊張生萎縮などの疾患に使用されていました。
美容医療におけるボトックス治療は、表情じわの改善や美肌治療、えらやふくらはぎなどの部分痩せ、わき汗の抑制など、様々な治療に利用されています。
- 妊娠中でも注射できますか?
- ボトックス製剤の影響が胎児や新生児に影響が全くないとは言えないため、妊娠・授乳中の方には治療を控えていただいています。どうしても妊娠中にしわやたるみを改善したいのであれば、他の治療方法がありますのでご相談ください。
- ボトックスの効果はどのくらい続きますか?
- ボトックスの作用期間は個人差があります。表情じわ抑制や制汗作用効果は、おおよそ3か月から半年です。
- 笑うと鼻の付け根部分からに斜めにしわができるみたいで、最近そのしわの後が消えなくなってきました。笑い方が変なのかもしれませんが、このしわをボトックス治療できますか?
- 鼻の付け根や、鼻の付け根から目頭にかけてできる斜めのしわなどには、ボトックスによる表情じわ治療が適応になります。ボトックスによる表情じわ治療は、注射だけで簡単に治療できますので傷跡や腫れが生じることがありません。
針を使用する治療のため内出血のリスクはありますが、内出血が出たとしてもメイクで隠せる程度がほとんどです。もし大切なご用事がある場合は、ご予定の2週間前までに治療をお受けになる方が良いでしょう。治療の効果は2,3日後から徐々に効きはじめ、約2週間で完成いたします。効果の持続期間は3~6カ月程度持続しますので、薬効が切れる前に継続して治療なさるのがおすすめです。
- 首のシワの改善方法はありますか?
- 首のシワを改善する方法は、大きく分けて、手術する or 手術しないに分かれます。
もっとも効果が高いのは、手術であることに違いないのですが、時代の流れとともに手術を選択しない方の方が増えています。
手術をせずに糸だけで首のシワを解消する当院のRYAN LIFTは、およそ15分で首のシワをすっきりさせることが可能です。
詳しくは当院のInstagramをご覧ください。
- ボトックスを打つと表情が無くなるって聞いたのですが、本当ですか?
- ボトックスは手術じゃないから、注射くらいどこで打っても同じと考える方が多いようです。
一人一人顔が異なるのは当たり前ですが、一人一人表情も異なります。
一人一人の大雑把な筋肉の構造は同じですが、どの筋肉が強く、どの部位にシワが入りやすいかということは違います。
ボトックスで言えば、一人一人で注入する場所、注入する量、注入する層(深さ)を変える必要があります。
私は、手術にも徹底的にこだわっておりますが、注入施術(ヒアルロン酸、ボトックスなど)にも徹底的にこだわっています。
ボトックスは表情を無くすためにあるのではなく、過度な表情を適度な表情に整えることが重要であると、私は考えています。
- シワを取るために手術した場合、どのくらいで外に出られますか?
- 手術当日より外出可能です。ただし、激しい運動は術後1週間控えていただいております。
術後1週で抜糸になりますが、それまでの間は一日中横になっているよりも、起きて普通の生活を送っていただいた方が、腫れ・むくみが早く引きます。
この上なく丁寧に手術をしますので、手術時間は他院と比較して長くなりますが、術後の腫れはとても少なく、傷は近づいて見てもほとんど分かりません。
現在は、手術をしなくても、糸を用いて15分で首、口元、頬のシワ・タルミを解消できる、ダウンタイムがほとんどゼロのRYAN LIFTの方が、ネックリフト手術よりも人気があります。
詳しくは、美容コラム・Instagramをご覧ください。
- 口角をあげる手術はしていますか?
- 口角をあげる手術ももちろん行っております。
手術をしない方法もあり、ボトックス注射で口角をあげることが可能です。
- 表情筋トレーニングはやめた方が良いというのは本当ですか?
- やめた方が良いです。
その理由を皮膚の構造から説明します。
人間の皮膚は、表皮と真皮から成っています。
真皮は伸びますが、表皮は伸びません。
例えると、表皮はサランラップ、真皮はニットです。
サランラップを貼ったニットをイメージしてください。
これが皮膚です。
イメージの中で、そのニットを伸ばしたり縮めたりしてみてください。すると、サランラップは次第にクシャクシャになっていきますよね。
テレビや雑誌でよく見る、顔の筋肉体操などは、まさにこの再現です。
お肌を急速に老化させてしまうため、絶対にやるべきではないのです。
- 30代から始められるアンチエイジングはありますか?
- 30代から始めるアンチエイジングは基本的に老化予防になります。
この予防をやっている方とやっていない方とでは、雲泥の差が出ます。
なぜならば、予防目的のアンチエイジングの進歩がものすごいからです。
予防では、手術ではなくレーザーや高周波の機器を用います。
この機器によるシミ・シワ・タルミ予防の原理は、シンプルに説明すると、ステーキを焼く原理です。
ステーキは焼けば縮みます。
もちろん焼くまでの熱は肌に加わりませんが、機器を用いて定期的に肌を熱することで皮膚が縮みます。
何もしなければ伸びていくだけの皮膚を定期的に縮めるので、10年後に〝なんであの人はあんなに若いんだろう〟と言われる人になります。
- たるみを予防する方法はありますか?
- エイジング予防は、現在驚くほど進歩しています。
結論から言いますと、きちんとしたエイジング予防をすると10年後も(シミ・シワ・タルミに限り)ほとんど変わらない自分のままでいられます。
ここで勘違いをしないでいただきたいのは、エイジング予防は10年若返ることとは違うということです。
50代なのに30代にしか見えない人は、30代の時からエイジング予防をしています。
テレビに出てくる驚くほど若い美魔女の方は、なんとかパックだけをやっているのではありません。
きちんとエイジング予防をしているから若いのです。
- ①ヒアルロン酸とはなんですか?
②ヒアルロン酸注射は種類によって何が違うのですか?
③ヒアルロン酸は体内に吸収されると聞きます。逆に永久に残る注入物を入れるのは危険なんですか?
④ヒアルロン酸はどのくらいの期間持ちますか?
⑤目の下のふくらみはヒアルロン酸で治療できますか。5年前ほどから徐々に膨らみはじめ、今ではぷっくらとしています。テレビを見てると芸能人の方にも同じように目の下が膨らんでる方がいらっしゃいますね。もし、ヒアルロン酸以外に目の下の治療があれば教えてください。
⑥最近ジュビダームビスタってよく聞きますが、どのようなヒアルロン酸なんですか?
⑦ヒアルロン酸RHAというのはどのようなものですか?普通のヒアルロン酸と違うのですか?
⑧久しぶりに会った友人に老けたと指摘されショックを受けました…。忙しく、いわれてみれば顔がやせたのだと思います…。
(体重は変わってませんが)顔がやせている場合は、ヒアルロン酸になるのでしょうか。コスト的に脂肪注入できればと思いいます。⑨鼻とあご、ほうれい線のヒアルロン酸をお願いしたいのですが、この3か所は同じヒアルロン酸でできますか。ヒアルロン酸1ccで足りますか。
⑩ヒアルロン酸注入でアレルギーや副作用はありませんか?
⑪目の下のたるみ?脂肪だと思うのですが、両目の下にちょっと出てきています。目の下のたるみにヒアルロン酸を入れてもらうことは可能でしょうか?
⑫そもそも、ヒアルロン酸は絶対安全と言えますか?
- ①ヒアルロン酸は、もともと人体に存在するムコ多糖類という成分で、細胞の隙間に存在する保湿・保水成分です。特にお肌の真皮層や関節内、眼内に存在し、保湿・保水、緩衝作用や潤滑作用などの働きをしています。
②酸注射の種類による違いは、分子量、濃度、ゲル粒子径、架橋剤、吸水性、弾性、凝集性、局所麻酔が入っているかいないか…などなど。
ここまで細かいとよくわかりませんよね…
少し大雑把ですがわかりやすく説明すると、一番の違いは打ったヒアルロン酸が、液体に近いか、固体に近いか、です。
これは打ったヒアルロン酸が広がって馴染むのが目的か、それとも組織のボリュームを補うためのものかの違いです。
それによって長持ち具合も変わります。③永久に残る、永久に効果が持続する…
とても魅力的な言葉です。
ただ、美容医療業界に昔から伝わる言葉があります。
〝永久に残る注入物は、永久に患者様を苦しめる〟
背筋が凍るくらい怖い言葉ですよね。
永久に残る注入物は、体にとって永久に異物です。
つまり、永久に異物反応が起こることになります。
安全あっての美容医療ですので、当院では永久に残る注入物は扱っておりません。④半年?1年?2年?
色々なところに、様々な意見が書かれています。
正確には、注入する場所や深さ、注入する製剤で、吸収率は全く異なります。
また、患者様の皮膚の厚みや硬さ、皮下脂肪の厚みによっても、残りやすさは異なってきます。
私は、その方に最適な製剤、注入部位、注入層(深さ)に対して、最も合理的(最少量で最大の効果)な注入を行います。⑤目の下のふくらみの治療法には、注入療法や外科的治療法があります。
注入療法は、ふくらみがあることによってできた段差にヒアルロン酸などのフィラー剤と呼ばれるものを注入し、段差をなだらかにする方法です。根本的な治療ではありませんが、即自的な効果を実感していただけます。軽度のふくらみの方に適しています。
外科的治療には、睫毛のすぐ下に切開線をデザインする方法と、下まぶたの裏側(結膜側)から約1cmほど切開し、目の下の膨らみの原因となる脂肪を除去する方法があります。症状の程度や皮膚のたるみ・余剰(余り)の有無などによって治療法を選択します。
⑥ジュビダームビスタ® ボリューマ XCは、加齢とともに失われたボリュームに伴い、骨変化による窪みや隆起を補正するのに適したヒアルロン酸製剤です。この製剤は2016年9月に中顔面、下顎部、こめかみなど、減少したボリュームを増大するため、皮下、骨膜上深部へ注入して使用される目的として、国内初となる厚生労働省から製造販売許可を取得しました。
ボリューマXCは、バイクロス(VYCROSS)技術で、高分子量ヒアルロン酸の隙間を埋めるように低分子量ヒアルロン酸を含んでいるため、ヒアルロン酸の高密度な製剤となっています。ボリューマ XCは、しっかりとボリュームアップさせるのに適したリフト力があるのに自然な仕上がりで、しかも持続期間が約2年間も持続するヒアルロン酸です。お顔のボリューム減少があることで、たるみや老けた印象を与えてしまっている方にお勧な治療です。
⑦従来のヒアルロン酸は、短鎖ヒアルロン酸を架橋剤(ヒアルロン酸とヒアルロン酸をつなげる役目・接着剤のような役割)でつなげ安定した構造にし、ヒアルロン酸注入による効果を持続させていました。
ヒアルロン酸RHAは、長鎖ヒアルロン酸のまま製造する技術を開発し、架橋剤が少なくても効果の持続期間が長いヒアルロン酸が実現しました。そのことによりヒアルロン酸の特性である粘弾性は損なうことなく動性構造が実現し、しわや表情に馴染んだ自然な仕上がりでありながらボリュームを保つことができる世界特許を取得したヒアルロン酸です。
今までのヒアルロン酸のようにしこりになったり、表情によってヒアルロン酸注入部位に凹凸ができてしまうリスクが低減しました。ですから動きのあるほうれい線や口周りへの注入、目の下など表情が豊かな部位への注入にテオシアルRHAラインはお勧めです。⑧お顔の老化というとたるみやしわ、しみなどを連想される方は多いですが、お顔のボリュームの減少もお顔の老化の一つです。加齢とともに減少したボリュームを補う治療は、一般的にヒアルロン酸や脂肪注入などがあります。
どちらもメリットデメリットありますし、どこの部分がやせているかによってどちらが適しているのかという事もありますので、まずはカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。⑨現状や、どのような形にご希望なのかによって注入量は異なります。もし予算があるようでしたら、予算の範囲内で注入することも可能です。
通常ヒアルロン酸の種類は、症状や注入部位によって使い分けています。仕上がりも美しいものになります。鼻と顎は同種類で注入可能ですが、ほうれい線はもしかしたら難しいかもしれません。実際に診察にて判断させてください。⑩ごく稀にアレルギー反応を起こすことがあります。軽度に赤く腫れてすぐに吸収されていきます。場合によっては、内服治療やヒアルロン酸と溶かす処置などをします。
アレルギー症状が出た場合には、次回からは同じ種類のヒアルロン酸を注射することができません。
その他の副作用として内出血がありますが、おおよそ2週間ほどで消失します。その間メイクで隠すこともできますが、大事なご用事がある場合には別日に注入することがお勧めです。⑪目の下の凹凸にヒアルロン酸注入可能です。ヒアルロン酸を注入することによって症状が軽減します。もしかしたらヒアルロン酸が適応でない場合もありますので、詳しくは診察時にご案内いたします。
⑫絶対ということはありませんが、ヒアルロン酸は注入剤の中で最も安全な物質の一つです。
その根拠として、人体はもともと体内に存在するものを、異物として認識しないためです。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在するものですので、外から追加されても異物反応が起こる可能性はほとんどありません。
その逆に、安全でない注入剤も世の中には存在するため、注意が必要です。
永久、半永久など、長く持つと言われるものには、それなりのデメリットがあることを、きちんと理解しておく必要があります。
- ①ほうれい線はどうして深くなるんですか?
②ほうれい線を薄くしたいです。どういった方法がありますか?
- ①ほうれい線が深くなるのには、大きく分けて2通りの原因があります。
「A:糸のようにピーンと張っていた皮膚のコラーゲンやエラスチンが、ゴムのように伸びてしまうために起こるタルミ」
「B:顔の骨や脂肪が痩せるために起こるタルミ」
Aはイメージしやすいかと思います。伸びた皮膚がシワやタルミとなります。
Bは妊娠をイメージしてみてください。妊娠が終わると皮膚は余ります。これと同じ原理で、10代・20代の頃は皮下の脂肪も骨も痩せていませんが、30代後半からは、皮下の脂肪と頬の骨が痩せていきます。こうして余った皮膚がほうれい線に乗っかり、ほうれい線が深くなるのです。②年齢とともに気になりだす部位の上位TOP 3に入ってくるのが、ほうれい線の悩みです。
ひと昔前までは、「ほうれい線=ヒアルロン酸をほうれい線に注入する」というのが主流でした。
今となっては、ほうれい線にヒアルロン酸を注入することは、ほとんどありません。
ほうれい線が入る原因は人それぞれで、いくつかのパターンに分けられます。
それぞれに対して対処の方法も異なります。
レーザー照射、高周波、ヒアルロン酸注入、RYAN LIFT、フェイスリフト手術…
どの程度の効果を求め、どの程度の治療に挑戦できるかで、得られる結果にも差が出ます。
- ①シワ取りといえばボトックスをよく耳にします。しっかり取れますか?
②おでこのシワにはボトックス注射ですか?
③ボトックスはどのくらいの期間持続しますか?
④マイクロボトックスって何ですか?
- ①ボトックスでシワはしっかり取れますが、それはシワの種類によります。
笑った時、怒った時など、表情とともに出現するシワに効果を発揮するのがボトックスです。
一方で、無表情の時にも存在するシワは、ボトックスではそれ以上浅くすることは出来ません。
シワの部位と深さにもよりますが方法として、ヒアルロン酸やコラーゲンを注入するのか、RYAN LIFTで切らずにリフトアップするのか、フェイスリフトの手術までするのか、選択肢はたくさんあります。
私のところにいらっしゃる患者様でも、数年前にレーザーや高周波でシワやタルミが取れると言われてやってみたけど、取れなかったという声を耳にします。
レーザーや高周波は、タルミの進行を止めるにはものすごい効力を発揮しますが、一度たるんでしまったタルミを〝取る〟には至りません。
私はどんな治療にも長所・短所があることをご説明した上で、〝これが私に合ってる!〟と思っていただいた施術を行います。②おでこのシワにボトックス注射はとても有効です。
ただし向き不向きがあります。
目を開ける時に眉毛を上げるクセのある方にボトックス注射を行うと、眉毛を上げるのが困難になり、まぶたが重くなります。
きちんと適応を見極める必要があります。
そのため、一概におでこのシワにはボトックスと言えません。③ボトックスの効果がほぼ完全に切れるのはおよそ6ヶ月です。
ただし、効果が切れたと感じる時期は皆さん異なります。
なぜならば、少し効果が薄まってきた時点で、効果が切れたと感じる方もいらっしゃるからです。
つまり、変化に気づくのが鋭い方は、2~3ヶ月で効果が切れたと思われる方もいらっしゃいます。
年に2回ならまだしも、年に4~6回も打つのは金額的にちょっと..という方には、お得な年間パスポートもご用意しております。④通常のボトックス注射が筋肉内に注射するのに対して、マイクロボトックスは、皮膚の浅いところにボトックスを少量ずつ細かく注射します。
効果がどう違うのか?について説明します。
通常のボトックス注射の打ち方ですと、筋肉の動きがしっかりと止まりますので、例えばおでこに打つと、おでこはパーンと張った感じになります。
ただし、眉毛を上に挙げて目を開く癖のある方は注意が必要で、この眉毛の挙上を出来なくなるので、目が重たくなった感覚が出てきます。
一方で、皮膚の浅いところに打つマイクロボトックスは、この目が重たくなるということが起こりません。
自然なくらいにシワが抑えられるので、目尻などはマイクロボトックスの方が、私は好ましいと考えます。
一人一人顔が異なるように、表情も異なります。
同様に、筋肉も強さも異なるため、どの部位にシワが入りやすいかということも違います。
つまり、患者様一人一人で、注入する部位、注入する量、注入する層(深さ)を変える必要があるのです。
マイクロボトックスが一概に優れているとは言えず、私は一般的なボトックスの打ち方と、マイクロボトックスを部位によってうまく使い分けるところに、医師のセンスが出ると考えています。
- 疲れのせいなのか、お顔全体の肌が最近弾力がないというか、何だか緩んだ気がします。化粧のノリも悪いし。このような症状でもアクシダームで治療できるのでしょうか。
- お肌の若返りには『アクシダーム』がお勧めです。『アクシダーム』とは、電子の力で皮膚表面に数分間電子孔をあけ、様々な有効成分を効率よく導入できる治療器です。
お肌の衰えを感じていらっしゃる方には、お肌の弾力や潤いを与えるヒアルロン酸を導入します。今までお肌に直接有効成分を届けるには注入療法しかありませんでしたが、『アクシダーム」は、それに匹敵する針を使わない治療です。痛みや内出血を伴わない治療ですから、とても受けやすく人気の治療です。
- 目尻のしわ治療についてご質問させてください。もうある程度年なので、笑っていなくても目尻のしわが目立ちます。
ボトックスでは治療が難しいでしょうか。ボトックス以外にしわに効果がある治療があれば、そちらを検討したいと思っています。 - 表情を作らなくてもできている「しわ」には、ヒアルロン酸注入が有効です。またはボツリヌストキシン製剤(ボトックス治療)と併用し表情筋を抑えることで、これ以上しわを深くさせないようにするとよりきれいな目元に仕上がります。若い時には笑ってもお肌にハリや弾力があるため、しわは刻まれませんが、ハリや弾力が失われると笑った時にできたしわがくせとなりそのまま刻まれて行ってしまうのです。
ですから、お肌のハリや弾力を改善させる治療もしわ治療のひとつですので、アクシダームやリードファインリフトやレーザー治療などがお勧めです。それぞれメリット・デメリットがありますので、あなたのご希望や症状、予定に合わせてご提案いたします。
- ほほのたるみが気になります。目の下というか頬というか、両側に溝のようなたるみ(しわ)があります。これはどのような治療をすればいのでしょうか。
- 目の下から頬の溝は、ゴルゴラインと呼ばれるしわかもしれません。この場合、しわが浅いようでしたらヒアルロン酸による注入療法がお勧めです。ダウンタイムが少なく、治療した直後から効果を実感していただける治療です。
- 頬がたるんでいるので治療したいのですが、他院ではリードファインリフトをおすすめされました。リードファインリフトは何本くらい必要でしょうか?
- リードファインリフトの本数は、施術範囲の広さや症状によってお勧めしています。
頬のたるみでしたら40本から80本を目安にご検討ください。
- 暗いカフェなどで食事をしていると、目の下のクマがひどいと言われます。普通のときには「くま」っていうか、しわのような感じです。時間や日によって深いしわになることもあります。
- 目の下のしわは、照明の加減などによって影となり、クマのように見えることがあります。もししわ(段差)による陰でクマのように見えているのであれば、ヒアルロン酸注入を行うことで段差がなくなり(もしくは軽減し)、影を改善・軽減させることができます。
ヒアルロン酸は、注射した直後から施術効果を確認することができますし、治療時間は10~15分程度です。治療をなさったことがない方でも受けやすい治療です。
- ベビーコラーゲンは目の下の青グマにも効果があるんですね。その他所に注入できますか?唇の縦ジワも気になっていて。治療できますか。
- ベビーコラーゲンはヒト由来の製剤で、肌の弾力性や柔軟性を取り戻し自然な若返りを図る治療です。ベビーコラーゲンは、骨や皮膚を形成し、弾力性を持たせる働きがあるⅠ型コラーゲンと、皮膚の弾力の基となり組織再生効果も高く健康的な肌を保つⅢ型コラーゲンが、50:50(1:1)に配合されています。この1:1の配合が、赤ちゃんのプリプリ肌と同じ割合で配合されているため、ベビーコラーゲンと呼ばれています。
Ⅲ型コラーゲンは加齢とともに失われ、10:1までに減少するとも言われているため、お肌の若返りにはこのⅢ型コラーゲンを補うことが重要なのです。このベビーコラーゲンは肌なじみのいい製剤のため、目の周りの細かいしわや目の下の青グマなど、皮膚の薄い部分への注入が可能です。もちろん口唇の縦ジワや口唇の自然なボリュームアップにも効果を発揮します。気になる部分に注射を打つだけの治療ですから、傷跡も残りませんので治療後の予定など気にせずお受けいただけます。